あるかなblog(考察感想用ネタバレ)

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つむろじ:双子とミステリの因果関係


紡ロジック
とーまいい人すごい、ってなる予定でした。諸戸宮がつらくてとても良い。双子を題材にしたらやってほしいことをぽんぽんやってくれて、自分自身からの自立とかすごい双子って感じの。ミステリの双子ならではのテーマだなって思いました。

よつめのねたばれがあります

 

 

 

 


とっとと自立してしまって、楽しくなってしまった蒼星、ひとつで自立するために儀式の手段を考えた紅星。
ずっときになっていたんだけれど、蒼星のフリをした紅星は紡を抱きしめるんだけれど、そんなキャラじゃないんだよ蒼星って。つまり紅星の前ではそういうキャラって事でしょ。衝撃だよ、あの蒼星がべたべたと甘やかすの双子ならではなのすごい。

スズキくんも好きです。バイクと一つになる恋愛ちょーいい。その手段も告白も。見た目以外とても大変によろしい。見た目トリッキーでそれはそれで良いんだけれど私の琴線には引っかからないだけで。
紡にわんわんってよってくるところも本当にかわいい。バイクじゃなかったらその対象紡だったのでは?

ベノマ玲さんの描く偏愛とその対象について結構好きなんだけれど逆にノーマルな恋愛にピンと来ないのがいつもでそこが惜しい。正ルートを愛して上げられないのは勿体ないから。
共犯者としての馴れ合いの愛情とか、唯一の救いとしてのタガタとイミゴとか。四つ目のタガタが神様として閉じ込められた人で可哀想なバケモノで、人のフリして、身代わりたてて、どうにかこうにかするのに尽きるのが本当に愛おしい。いい彼岸花だった。