「」なんてねって笑っていて
ネタバレをします。
「」なんてね気になるーとおもってたら、回せるって言ってもらえて飛びつきました。
すごくよかった。好みでした。
KP:笹田蒲鉾さん
NPC:七瀬星華
PL:七瀬星嵐(カナト)
こんなにボロ泣きにさせられるとは思わなかった
笹田さんに回していただきました、部屋が甘酸っぱい匂いがする!!!!
はじめてKPしていただくのでめちゃくちゃ緊張しましたが、無事に弟になれましたありがとうございます。
名前は迷わないように北斗七星から七瀬星を共通にしてました。
咲いた花が散っていくように、出会いにも必ず別れが付きまとう。だから今を大切にしようということで花と嵐でした。
名に相応しい道を歩めたね
自キャラ:星嵐
戦える子にしておこうっておもったのでクラブの副店長です。経理ができて荒事になれてるし、ちょっとおらおらしてるし警戒心も強い、この家はおれが守らなきゃ。使命感が強いのかもしれない。舐められないようにファッション武装もしてる。
たまに言葉と行動が真逆になるほど素直じゃない。どちらかというと情けないところをめちゃくちゃ晒した気がする。
姉より全然背が高いのでぱっと見兄にも見える
姉のために得たオカルトが特徴です。
あと多分早々に悪い先輩たちに唆されて卒業してるし、年上の女とセフレが時折いるけれど、全然続かない。ワンナイトラブにオススメ!って噂がある。
NPC:星華(ほしか)
ひらがなでよんだときに可愛い方の呼び方にしました。
卒業制作で異形をテーマにするような美術を専門としてゲーム会社でクリーチャーデザインをしている。彼氏がいる。(何人いるの??弟と全然似ても似つかぬタイプの男がいいな)
命吹き込んでもらったので、星嵐が好きになった星華がどんな人かよくわかった。
少し強引で、お互いからかいあって、じゃれあって、いじっぱりで優しくて、可愛いくて芯が強くてあざとい。無鉄砲で全然弟のいうことなんて聞いてくれない女だった。
弟のための医学入れておいてよかった(フレーバーとして)
二人ともきっと「したがり」なきがする
リプレイが近い備忘録。
ーーー
朝起きたら大好きな姉がベッドに腰掛けるようにして眠っていた。
女としての自覚を持てって叱責して追い出しておきながら、星嵐はベッドに残った体温とか匂いとかをぎゅっと抱きしめる。行動と言葉伴わない男です。
いつも通りの和風の朝食を食べて、いつもと様子がおかしい姉に遊びに誘われてショッピングに行くことになった。
口では拒否しながら、ノリノリで手を繋ぐ言動と行動が伴わない男です。
ショッピングモールで服を見ながら、星嵐が似合うブランドは星華には似合わない。
(かっちり系が星嵐で、ボーイッシュが星華の似合う方向性)
自分の服と選んでくれた服を購入して、星華のブランドをさがして別階へ
似合わなそうなオーバーオール着せて遊んでみたりしながら
ロングスカートを買ってあげました。
星嵐に購入されて悔しがる星華可愛い(PLがめろめろしてます)
ていうか、いい服探せたかな、似合うかなができるダイスロールすごい!
本屋にいって、星華が欲しがってた本を見つけてあげて、星嵐の雑誌を一緒に購入してくれたりして。お外のカフェに行っていろんな話をした。
心理学も聞き耳も成功しない。様子が違う星華が何考えてるんだか全然わからないよ!
でも聞こえてたら問い詰めてたと思うから星嵐には聞こえないくらいがちょうどいいのかもしれない。
星華のカバンから雑誌を取り出して待ってる間に読もうとして、代わりに謎の日記を見つけた。堂々とした盗み見をして星華になにこれって問い詰めておきながら、新作ゲームの設定なんて逃げ道を用意した。
好きな人のことは知りたいけれど追い詰めたいわけじゃないんだよ。
お家に帰って、いつも通りの夜をすごして、
聞こえた物音に星華がなぜか家を出て行ったのを理解して、こんな真夜中になんで?って思いながらも追いかけて。
廃ビルの中で鉄パイプを握ってマネキンを破壊する星華を見つけて、姉の言葉に納得仕掛けて慌てておかしいって理解して彼女を問い詰めた。
「バイト」ってなんだよって、こんな真夜中にするようなバイト怪しいだろって怒って。そしたら突然、二人だけの世界にいこうかって星華が言うから、なんだかどこかに彼女が行ってしまいそうな気がして、どうにか重石がつけられないかって言葉を重ねてお家にちゃんと帰るならいいよって承諾した。
用意されてた寝台列車に、行き先を教えてくれない星華。
たわいのない会話をして過ごした夜。
星華が芸術学ぶから理解したくて、色とかの本勝手にみて勉強してセンス磨いて、自分の服など反映したりしてる話とか、だんだん話してるうちにはずかしくなって、最後はじゃれあいでごまかして、二人の性格の話で、素直じゃないとか、危なっかしいとか。口悪くいってみたりしてた。
初恋の話では絶対に口を割らなかったけれど、初恋の相手は目の前の相手で、星嵐にとっては一度しかしてない恋なんですよ。(肉体関係は除く)
ぜってーいわねーって頑なになって、最終的に自ら星華の彼氏の話をしました。
自ら傷つくやつです。ばかめ!
そんな感じで枕投げてちゃかしたりしてるうちに、星華が隣に座って、肩にもたれかかって、どぎまぎしてた。好きな人は姉で、彼氏もちゃんといてっていう理性があってよかった。
なにかの拍子に耐えきれなくなって、ぐいって肩から彼女を遠ざけて、眠りに落ちた。
この時の彼女のささやきも聞こえなくて、聞こえてたら大人しく付いて行かなかったから、本当に聞こえなくてよかった気がする。
寝台列車でついた知らない駅。見知らぬ家。星華はその家の奥の部屋に用事があるという。部屋の掃除をしながら奥の部屋の鍵と、日記、アルバム、魔術書をみつけて。
自分の名前が書いてあることにも、ここが誰の家なのかにも、星華の持っていた日記の正体も理解して戦慄して慌てて家を飛び出して、表札を確認して、慌てて戻って彼女の名前を呼んだ。
反応ない彼女にいらいらしながらソファーにどかって腰掛けてみつけた。指輪。
星華と彼氏じゃない知らない男のもの。
再び「はぁ!?」ってなりつつも、リビングを調べ終わると背後に星華がいた。
この家のこと、日記のこと、危ないことしてないんだよな、一緒にいるよなって問い詰めるけれどもはぐらかされてばかりで、でも星華に星嵐は甘いので。
最後には奥の部屋の扉をあけた。
ーー
荘厳な教会がそこにはあった。
そして真実を知ってしまう。去年ここにきたこと、この教会でみたもの。
その時壊れた自分と母のこと。それを救おうとして彼女が契約してここにきたこと。
神話生物との相対を思い出してしまったんですが
SAN値チェックがまさかの1クリでして卓ルールで減少最小値にしてもらいました。
つ、強い。
きっと星華のクリーチャーデザインみてたし、神話生物とか、お店での荒事とかあるからそういうのは全然強いのかもしれない。以前耐えられなかったのは家族が失われて弄ばれたからかもしれない。
あんなにいったのに、危ないことしてないのかって、
一緒にいるよなって一緒に帰るんだよなっていったのに。
言葉を重ねて、重石をつけるのが遅すぎたなんて、頭が理解したくなかった。
そんな幸せそうな顔で「結婚式しよう」なんて言わないでほしい。
まるで星華が星嵐のこと好きみたいじゃんか、星嵐がこっそり抱えてた恋心じゃなかったのかよ、消えてしまう甘い夢なんて見たくないのに。
理性で必死に断るセリフを探して、逃げ道を探してたけれど星華には敵わなくて、
おままごとみたいな結婚式をあげて、浮かれてキスを彼女に落として、
少し顔を背けた彼女の真意が全然わからなくて、
この恋心が星嵐が壊れたからできた、偽物の気持ちだって、そんなわけないじゃないか。
それでも今おれはこのときがえいえんに続いてほしいと思ってた。
次の瞬間、星華はナイフで自らを代償に捧げてた。星嵐は慌ててかけよって抱き寄せてたけれどもう、彼女は虫の息で、
星嵐はぼたぼた泣きながら、どうして、嘘つき、一緒にいるんじゃなかったのかよってみっともなく縋って、わめきながらだきしめてた。彼女が消えるまで
(ここらへん普通にPLが泣いてて記憶飛んでる!)
気がつけば、立ち直れない星嵐の背後に何かがいた。
「お困りのようですね」
お困りのようですねじゃねーんだよ、お前があんなところにいなければ、こんなことにならなかった。でも多分この生き物がいなければ活路もひらけない。
消えてしまった星華、1日、願いの叶う日記帳。いつまでも泣いてたちゃダメだ。
彼女の存在が消えてしまう前に。取り戻さなきゃ。
多分星嵐の手の中に全てのピースは揃ってる。
振り返りながら、先ほどみた男の格好をした神話生物を睨みつけて、頷いた。
男の提案を吟味して、姉の持ってた指輪に彼女の覚悟を知って、あざ笑う男への苛立ちを床を蹴り上げて、なめるなよ。
七瀬星嵐の恋心はおれのもので、おれはしゅうねんぶかいんだ。
いいかっこをするのは星華じゃなくておれの専売特許だ
日記に自分を代償に、過去に飛んで。母にもう一度犠牲になってもらう。
多分家族としては人でなしだ。でも彼女だけは絶対に救いたい。
たとえ恨まれてもそれを忘れられても。
星嵐は過去に飛んで、まるっと全部母親に話して、自分は姉の部屋にはいって、センスの勉強に借りてた本をぱくってきて、慣れないラブレターを書いて、それを本に挟んで自分の部屋の机の上においた。
懐かしい少し焦げた朝食を準備している母に好きな願い書いてよって日記を渡します。
二度も殺される母にそのくらいの奇跡はあげたかった。
なにもかも理解したような穏やかな顔で綺麗な文字で綴られた文字に、星嵐は泣き始めます。「こんな泣き虫だったかしら」ってからかわれても構わず。
母をだきしめて、「産んでくれてありがとう」って素直に伝えてた。
穏やかな風に吹かれるように彼女が消えて、気がつけば、愛する人との日常が帰ってきていた。
本に隠したラブレターは忘れていたのでうっかり星華にバレて、
なぜだか愛を伝え合える関係になった。
なにかわすれてしまったような、選んでしまったような、だから今があるような。
焦げた朝食になぜだか懐かしさを覚えて、涙が一筋、星嵐の目からこぼれ落ちた。
血が繋がっていることが嫌だったけれど、血が繋がっていることは今は嬉しい。
とても大事にしたいつながりな気がした。
好きになってもらえるなら、姉弟でよかった。
なんてね
ーーー
「」なんてねめちゃくちゃよかった。
お母さんずるいよ、おかあさん。想定外の答えだったんですよね。決壊させないでほしい。
どうにか二人を助けられないか、どうにか星嵐と星華二人を一緒にいさせてあげられないかめちゃくちゃ真剣に考えました。星嵐の手じゃ一人を救い切ることが精一杯じゃん?って母に感情移入しないように必死だったのに。
母の偉大さに救われてしまった。
書き起こししてて、もう一度泣いた。ひどいよ
気が付いたんですけれどPLが私一人だと、私が踏ん張らないと誰も助けられないんですよ。
誰か一人生き残って物語を紡いでくれたらいいなにはならないんですよね。
輪廻転生じゃなくて、今星嵐が星華と一緒に生きたかったのでえらべなかった。
自分の保身なんてかんがえてなかったんだから今のままじゃだめで、星嵐はほんの少しでもそこに賭けるしかなかった。ぎりぎりの選択肢だった。
自分の恋心の証明するためにラブレターまでかいたのに!!!
彼女の心におれを残そうとおもったのに。おかあさん・・・・・。
これはn回目かもしれない話を聞いて目から鱗だった。
姉がねがって、弟が願って、また姉が願う。したがりなんだもん二人とも。
n回目ネタもすきなんですよ。
両生還できてよかった。星華にしんでほしくなかった。
今年最後に良い卓をしました。
ありがとうございます。