Fate/stay night Heaven's Feel2とディープノートの話
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]
第二章 感想
新しくできたばかりの映画館で鑑賞したのでとても音質がよくて、サラウンドが体感できたし、ディープノート音が楽しかった!
私はあの音の品質チェック用のディープノート音というのがとても好きなんだけれど「でゅわわわあわーーん」みたいなやつ邦画だとあまりなくて少し寂しかった記憶があるんだよね。(THX社のものが恐らくメインのため)
最近はいろんな会社がいろいろな音をだす社名宣伝をかねた音質チェックをしてくれているのでとても楽しい。ただの宣伝のものもあると思うのだけれど。映画館で映画を見る楽しみの一つだと思ってる。
そんなディープノートに答えるような些細な音がとても多い映画だった。
生活音ってここまで拾えるんだなーって、冬の日の朝の音とか、細かな音が物語に引き込ませてくれました。
※ネタバレ有り
言葉で固定して語ってしまうのは勿体無い人の繊細なゆらぎが見えました。
私はこの物語は初見なのだけれどマルチエンドの物語の1ルートとして愛らしくて哀しい物語だなって、桜の心の動きが1章よりも過敏で貪欲でとても好印象でした。
一歩踏み出して先輩との関係の駒を進められたのに人としての破滅を歩んでしまっている。
私は「先輩になら殺されてもいい後輩」の姿を受け取ったけれどそういう言葉はなにも語られないあのシーンがとても印象的だった。
蟲が虫としてのフォルムが美しかった。群がる系のときもっと細部まで描かれてたらいいなと思ったけれど多分レーディングの年齢が上がっちゃうんだよね無念。
むしろ12なことに驚いた。刺激つよくない?
でも行為が終わりを加速させたきがするんだけれど、どうなんだろう。
欲望を満たすたびに次の欲望に手が出るみたいな。そして深遠に我知らず手をかけている。
そして自分の信念を裏切る一人のための正義の味方。
このシリーズにおける正義の味方の姿を色々みたけれどもどれも正義の味方における正解は一つじゃないんだなって思う。
藤姉の言葉がぐっと刺さった。
「えこひいきしていい、最愛の人がいる正義の味方」
守るものが見つけられてない正義の味方より守るものがある正義の味方のがずっといいというのはわかるきがする。
それをこっそり聞いているバーサーカーを失ったイリヤがいてまたぐっときた。
過去の人が誰を愛して、誰を大切に思っていたかは自分が納得しないと受け入れられない。
それをも氷解していて藤姉すごい。すごかった。
バーサーカーのシーンはとても熱かったです。イリヤの声に呼応するのもよかったし、ガッツの底力。あとあれどうやって文章で説明していたんだろう。空を舞って城の城壁を削りながら争って、投げては受けて、ダメージは感じられず何度も何度も。
とにかく良い戦闘シーンでした。
次も楽しみにています!