ここからはじめる大悪党
エモクロアTRPG
大悪党地獄ヶ原斬人やってきました
ネタバレあります
DL rimika
PL 四ノ宮虎我/あるど
両親に言われた東京のパーティの帰り、スカイツリーに唯兎が好きそうなものをお土産にして、ついでに映える写真でも撮影して、どこぞのネイリストにおくりつけようかなって、パーティ帰りだから自撮りは今日は撮れないけれど。夜景は綺麗だって聞くし。
大悪党、虎我くんでいってきたよ!
荒事が嫌いな男が辿り着くシナリオじゃないんだよ。
でも、あのおうがくんでこのシナリオいけますねって思わずなっちゃったので。
仕方がない。
目を覚ますと全然違う男の顔だった。
悪くないし、多分両親は気に入りそうな雰囲気の、ちょっと俺に似てる男の顔だ。
そうこの顔はあの大悪党、地獄ヶ原斬人の顔だ。
目の前では警察官がこちらにむかって発砲してきている。
それを慌てて回避したらその手が勝手に警察官を撃った。
「は?」
思わず声が漏れた。
勝手に動く体なんて冗談じゃない。エレベーターでも勝手に足が動きかけた
とりあえず自分があの地獄ヶ原になっていて、現状把握をしなければ、
死体をながめてから、生きている人に向き直る、怯えている人たちの中には小さい子供もいる。
なんとかみんなで生きて地上に戻らなきゃ。
父親を殺したい、わかる。突然でてきた記憶に思わず同意してしまう。
そうしたら俺も大悪党になってしまうのかな。
人々は怯えていて話にならないし、うつむいている人も多い。
そうだよな、この顔じゃ仕方がない。
次に思い出した記憶は政府の犬、は、誰かの犬になるなんて大悪党の名前が泣く。
ちょっと笑い飛ばして、それからふと違和感を感じて、さきほど自分が撃った警察官の体を確認する。警察官は、警察手帳があるはずでしょう?
家事スキルで、服の構造がわかっているはずなので、それで調べると警察手帳がない。
ニュースには犯行声明がでている。この男がやらかしたのか?
そのニュースの事実を確認しようと割れた窓ガラスの夜景に向けると、状況にそぐわない言葉が漏れた。
「うわ映えるな………」
それは大学生の荒事が嫌いで裁縫や家事が好きな虎我だ。そう大悪党にはまだならない。
だからもう一度、人々の確認をしようと思う、大悪党にまだならないためにも大悪党にならなきゃいけない。
そしてフロアマップを確認する前に自分でフロアマップでも持ってないかなと体を確認すると爆弾を見つけた。爆弾~~~!!!
どうしようかと悩んだ時。
『よけろ』
危機察知が共鳴して、避けた。窓から侵入してきた、特殊部隊のような男たち。
そして『撃て』その声のまま、撃ったが外れる。
なんか以前こんなことした記憶がある。そうだ、ちゃんと照準を定めて打たなければ。
そして、撃ち合ってふと、我に帰る。さっきの声はなんだ?
「そんなことより殺されたいのか?」
「そうだった」
襲撃してきた特殊部隊を制圧して、声の相手を理解してとりあえずこれに見覚えは?と腹部の爆弾を確認する。頭の中が誘導をしてくれるというのでそれに従って、家事スキルで爆弾を解体をした。まさかのトリプルなので、この男、爆弾解体を理解したな。
別に成功値高くないのに!!!!
すべてを家事スキルでなんとかしようとしていく、御曹司。
共鳴値があがりすぎて、大悪党やってる場合じゃないんだよ・・・お前。
父親をころしたくて、ころしちゃって、大悪党になってなんて男、共鳴するよこの男は!
って思った瞬間決別した。
もうだめだと思った時に、追い詰められた時に父親の顔なんて思い出す男なんて共鳴できない。
これはお前がやったのか、っていわれてお前じゃないの?ってお互いに言い合って、
この出来事は地獄ヶ原斬人がやったわけじゃないのか?
頭の中が言うには、あの犯行声明通りに爆発しようとしているやつが上にいるらしい。
お前はどうしたい、といわれて俺はここにいる人たちを助けたい。
あの怯えた人たちの中にいた小さな子供の姿が唯兎とかぶった。
二人でエレベーターにむかってそういえばと虎我は問い詰めるように聞く
「父親ころした?」
「政府の犬になった?」
「なんか失敗して、政府に追われてんの?」
どんびかれた声がして、ああ記憶が流れ込んでんのかって理解をされた。
政治とカネの問題なんてそんなもんだよ。汚れてるなんてもとからだ。
エレベーターがつくとそこには頭の中がいったように、大きな爆弾があった。後ろには火薬。
これを解体しなきゃとおもったその時、エージェントが向こうから現れて、とっさに銃を男に向けようとした、頭の中がそれを手伝って腕を動かす。
パンという音とともに視界が暗転した。
目がさめる、どうみても自分は四ノ宮虎我だ。
大悪党はあの男にやるにはもったいない。
多分銃に撃たれたんだ。
この状況を打開できるのはもう自分しかないのだろう。
これから大悪党になる。まだ悪党になってない自分の。
もう一度エレベーターをのぼって、先ほどのエージェントと斬人の元に戻る。
一般人として対応してくる男を無視して、斬人が情けなく倒れているのを一瞥して、その先彼の拳銃を手にとって。
さきほど教わったばかりの爆弾解体をしようとする。それじゃ解体は仕切れない。
エージェントが撃ってくるのを、唯兎を怒らせるような要領で、動揺させる
「かわいいね、あんた」
この状況でそれしかでなかった……、魅了でなんとか回避できないですかっておもって、思わず。エージェントを揶揄いに走ってしまった。お前らしいよ。
そして、これはもう薄れかけているあいつのやり方で爆弾を解除して、
共鳴値ぎりぎりまで上がった。
ああ、やっぱりお前とは分かり合えない。
お前は、大悪党になんてなれないよ。
そうだからこそ、いまここにいる、俺こそが大悪党になる男だ。
エージェントが叫ぶ、お前はなんなんだという叫びに
もう動かなくなった、ポンコツの爆弾をコツンと叩いて、
「悪党なんだってさ」
そしてヘリコプターに襲撃をうけて、
それでも生きてた自分に安堵して、近くに転がる元大悪党に声をかける
とめにきてくれてありがとう、まさかあそこで誰かきてくれると思わなかった、って
「まるでヒーローみたいなだな」
「違うよ大悪党だよ」
「だって、その名前はもういらないでしょ、だからもらうよ大悪党」
case03
理解しあえることだけが理解者とは限らない。
いままでの大悪党と、これからの大悪党
「ついでに斬人の名前もつかって、せけんさわがせとこ」
「やめとけ」
みたいな会話もしたし、特急階級の人間への切り札は、虎我が求めていたものでもある。
名無しのごんべぇになったので新しく職と住まいを提供したりはしてくれるけど、思想がすごく理解しあえるのに最後の信念だけはわかりあえないので喧嘩して家出とかしてくれ。
多分エージェントもたすけて、護衛する?とかスカウトしてそう。
俺の魅惑にめろめろだったくせに?って
虎我くん、やっぱり人に対して思うところがある男なんだよね、さばいたり、撃ったりする相手が人間ばっか、怪異と神話生物に出会う共鳴者であり、探索者なのに。
倫理的に助けようとは思ってるんだけれど、そのために人を撃てるタイプなんだよ。
どんどんしたたか度があがっていってる。
どんどん戦闘に慣らされてるし、器用度が高い。1とは思えない成功率。
家事スキルってなんだっけ。